アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
サクラ・サク
上岡中学校三年間の物語
DV、ネグレクト、貧困・・・傷ついたまま中学校へ入学してくる子どもは少なくありません。他者への攻撃は精いっぱいの自己防衛・・・。一番つらいのはその子。なぜ傷ついているのか、暴力を振るってしまうのか、その背景まで考えなくてはいけません。
でも、学校スタンダードに象徴される今の文科省の教育方針は、子どもたちの揺れや悩みを切り捨てています。
そんな中、本書は日々苦悩を重ねながらも子どもたちを信じ、心の揺れに寄り添い忍耐強く少しずつ学校を変えていった実践記録です。
生徒たちが希望を胸に旅立つまでをつづった中学担任奮戦記。
2 女子のおだんごが気になります
3 秒読みの子ども
4 顔の文字が読めます
5 熱弁はしません
6 平和レベル5(ファイブ)
7 授業にならない
8 おい、おめえら・・・・
9 どうせ俺が悪いんだろ
10 先生、暴れるのやめてください
11 山ちゃんのシャープペンの芯
12 先生のタバコ、やめさせます
13 柴崎理恵の反抗
14 「君が代」は歌いません
15 学年主任と呼ぶのはやめてください
16 どこかに行ってしまいたい
17 「カサハラの部屋」
18 どれがホントの自分?
19 そうじやり隊
20 先生、手を切るなよ
21 翔太との対立
22 翔太はいいやつなんです
23 大仏すげーって言おう!
24 学びあう先生たち
25 俺は俺のやり方でいくよ
26 日本国憲法を学んだだろう!
27 道徳が教科になります
28 道徳の教科化? 納得できません
29 居酒屋で泡盛を飲みながら
30 一冊の本が・・・
31 ワークルールを学ぶ
32 道徳の授業よりも・・・
33 翔太だけ制服で
終章 「サクラ・サク」