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正誤表 『奄美・喜界島の沖縄戦』
『奄美・喜界島の沖縄戦』をご購読頂きまして、誠にありがとうございます。
記載内容に誤りがございましたので、以下に訂正させていただきます。
深くお詫び申し上げます。
編集部
記載内容に誤りがございましたので、以下に訂正させていただきます。
深くお詫び申し上げます。
編集部
頁 | 行数 | 修正前 | 修正後 |
34 | 2-3 | ロート付きの水上機 | フロート付きの水上機 |
39 | 11-12 | 空は暗く向き合う人の顔を見分けがつかない | 空は暗く向き合う人の顔も見分けがつかない |
40 | 2 | 三〇〇〇の兵で攻めて来て | 二〇〇〇の兵で攻めて来て |
67 | 12 | 二〇一〇年 | 二〇〇〇年 |
201 | 3 | 一五機~一六機、味方機一五機 | 敵一五機~一六機、味方一五機 |
202 | 9 | 英敬太郎氏 | 英啓太郎氏 |
237 | 4-6 | 戦闘指揮所から見て二〇度方向は北北西であり、米軍機が言う位置が発見位置で、派遣隊が言う方向が墜落位置と考えると、米軍機に発見され撃墜されるまで、ほとんど移動していない。 | 米軍が言う「湾飛行場」が湾側の滑走路を意味し、その西側の中里にあった戦闘指揮所から二〇度方向(北北東)に墜落したとすれば、発見されて撃墜されるまでわずかしか動いていない。 |
254 | 11 | 周辺部落 | 周辺集落 |
260 | 2 | 直協偵察機(説明、後述) | (説明、後述)←トル |
288 | 3 | 艦爆七中五機 | 七に(ママ)を付す |
289 | 3 | 伊平屋島は沖縄諸島最北端の島 | 伊平屋島は沖縄諸島北端の島←「最」をトル |
289 | 9 | 敵二十隻の攻撃を受けたり | 敵二十隻の砲撃を受けたり |
294 | 13 | 訣別電に付け加えられた、 | 訣別電に付け加えられた←「、」をトル |
310 | 12 | 喜界島派遣隊は、 | 喜界島派遣隊は←「、」をトル |
354 | 5-6 | 『特攻空母バンカーヒルと二人のカミカゼ』 | 『特攻─空母バンカーヒルと二人のカミカゼ』 |
396 | 16 | 素人の意見 | 素人の主張 |
428 | 4 | 敗戦その年の冬 | 敗戦の年の冬←「そ」をトル |
433 | 10 | 米英中の三国が発した | 米英中の三国(後にソ連も参加)が発した |
441 | 6 | 規則上の限定はないが、任命権者との関係もあって日本占領の第八軍傘下の士官が選ばれたと思われる。 | 規則上の限定はないが、実態から見て二、三の例外を除き日本駐留の第八軍傘下の士官が選ばれたと思われる。 |
462 | 10 | グレン中佐 | エパーソン中佐 |
463 | 5 | 控訴事実 | 公訴事実 |
483 | 15 | スムーズに行なわれこと | スムーズに行なわれたこと |
526 | 11 | 問題を追及されるにちがいない | 問題を追及されると考えたにちがいない |
528 | 528P16- 529P-7 |
木田大佐が処刑命令を発したとの証拠は、検察側証拠のどこにもなく、この決定は当然である。木田大佐は公判では、捜査段階の供述調書を変更して検察官と争っているが、その内容は、検察官が言う佐藤少佐の捕虜処刑の方針を阻止しなかった「不作為」で自分が認める責任は「法的責任ではなく道義的責任に過ぎない」というものであった。木田大佐は「自分が佐藤と同じ立場だったら、同じことをしただろう」とも供述している。これらの発言は、佐藤少佐を援護しているようで、実は佐藤少佐に捕虜処刑の意図があったことを前提とするものであり、処刑命令の発信者であることを認めていない佐藤少佐にとっては有利な話ではない。しかし佐藤少佐は、公判で木田大佐の発言を聞いても反論していない。後に触れるように、佐藤少佐には言いたいことがあったが、言わせてもらえなかった節ふしがある。 | 木田大佐が処刑命令を発したとの証拠は、検察側証拠のどこにもなく、この決定は当然である。木田大佐は公判で捜査段階の供述調書について幾つかの点を争っているが、彼自身の責任について次のように主張のニュアンスを変更している。検察官が木田の犯罪として主張する事実は、木田が佐藤少佐の捕虜処刑の意図を阻止しなかったということに尽きるが、このことについて、木田が捜査段階で自認した責任は、刑事責任のような法的なものではなく、道義的責任に過ぎないものであった、と強調した。木田大佐は「自分が佐藤と同じ立場だったら、同じことをしただろう」とも供述している。これらの発言は佐藤少佐を援護しているようで、実は佐藤少佐に捕虜殺害の意図があったことを前提とするものであり、処刑命令の発信者であることを否定する佐藤少佐にとって有利な話ではない。しかし、公判廷で佐藤少佐は沈黙したままだった。この沈黙の原因については後に触れる。 |
553 | 17 | 遺書も残していないという佐藤少佐の徹底した「沈黙」 | 佐藤少佐の徹底した「沈黙」←「遺書も残していないという」をトル |
547 | 11 | トマス残首事件 | トマス斬首事件 |
564 | 20 | ▪吉村昭『プリズンの満月』新潮社、一九九五年 ▪「喜界島航空基地発電報受信綴」防衛省防衛研究所所蔵 |
▪吉村昭『プリズンの満月』新潮社、一九九五年 ▪田嶋隆純編著『わがいのち果てる日に』講談社エディトリアル、二〇二一年(復刊) ▪「喜界島航空基地発電報受信綴」防衛省防衛研究所所蔵 |
565 | 13 | ▪村田幹雄ほか『記録のない過去─少年兵たちの手記』私家版、二〇一〇年 | ▪村田幹雄ほか『記録のない過去─少年兵たちの手記』私家版、二〇〇〇年 |
565 | 21 | ▪特設防衛通信隊記念誌頒布委員会『記録のない過去』私家版、二〇〇〇年 | ▪特設防衛通信隊記念誌頒布委員会『記録のない過去』私家版、二〇〇〇年←トル |
577 | 3 | 宇垣纏中将 | ルビ「うかきまとめ」→「うがきまとめ」 |