アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
中学生の声を聴いて主権者を育てる
いま、政治や社会への信頼が崩れつつあります。なぜ選挙の投票率は低いままなのでしょうか?
教育基本法の第1条には【教育の目的】として「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を目指して行われなければならない」とあります。
著者は、そのために自分が生きる社会や政治にどんな願いや要求を持っているのか、その要求や願いを実現していくためにはどう考え動いたら良いのか。「平和で民主的な国家及び社会の形成者」をどう育てていけばいいのかを考えながら、政治や社会問題をより身近な存在とする授業を数々行ってきました。
この本は、明日の日本を担う「中学生の声」を主軸にした実践記録です。
「中学生の模擬投票」
全校でおこなう初めての模擬投票
政党に送った一〇項目の質問書
中学生の「願い」の表明
Ⅱ章 「核兵器をなくして!」中学生の願い
「核兵器廃絶」をテーマにした学習活動
「核兵器の廃絶」に関する授業と学習指導要領
学習指導要領から見た「核兵器廃絶」の学習
Ⅲ章 現地の声を聞く「沖縄学習」
沖縄への思いから
沖縄の中学生に、埼玉の中学生が手紙を送る
夏休みの課題「本土復帰五〇年 沖縄の今」
玉城デニー沖縄県知事への手紙
Ⅳ章 中学生と駐日外国大使館の交流
G7広島サミットを前にG7の首脳に手紙を送ろう
「大使館への手紙」に中学生が書いたこと
ドイツ大使館から手紙が来た!
ガーナ大使館への手紙からガーナ大使がやって来た!
Ⅳ章 主権者を育てる教育
主権者とは何か、主権者を育てる教育とは
主権者教育は、「人格の完成」をめざす人間教育
政治学習のまとめ「市長への手紙」
中学生が「市長への手紙」で伝えたこと