アジア新風土記(93) マカオの返還25年 - 2025.01.16
プラスチックの逆襲
とけだす有害物質が少子化の原因に!?
2050年には世界の海で魚よりプラスチックの重量が多くなると言われています。大気も同様で、先頃富士山山頂でもプラスチック反応がありました。そして、プラスチックにはあまり知られていない重大問題があるのです。溶けだす有害物質、その中でもとくに内分泌攪乱化学物質によって、私たちの生殖機能、免疫、神経系への打撃の科学的立証報告がなされています。
加工し易く便利なプラスチックの出現からわずか100年で、世界は環境含め徐々に終焉へと進んでいます。今からでも遅くない。プラスチックの逆襲に向き合い自分と家族の健康を守る道を示します!
体の中はマイクロプラスチックだらけ
胎児の有害物質による汚染
プラスチックの健康リスク
私たちにも“生殖の危機” が進行
野生生物に起きたこと 環境ホルモン
女性たちを襲う過剰な環境エストロゲン
プラスチック試験管からノニルフェノール
2.プラスチック文明70年
プラスチックって何?
国をあげて石油化学産業の育成
求められる「プラスチック文明」からの離脱
コラム 水俣病とプラスチックの深い繋がり
3.プラスチックから溶けだす有害物質
プラスチックには13,000 の化学物質
ポリマーから結合しそびれたモノマーが溶出
プラスチックから溶けだす有害物質
コラム プラスチック圧縮施設による公害“杉並病”
4.プラスチックと少子化
フタル酸エステル物語
便利さや快適さを追求して
フタル酸エステルとは
男の胎児の女性化
日本でも男の胎児の危機
精子数減少に決定的な証拠
2045 年までのカウントダウン
精子数は2000 年以降さらに悪化
合成エストロゲンの影響は世代を超える
日本人男性の精子は?
自閉症的特性とフタル酸エステル
お店で販売されている商品を使っただけで
欧米で高まるフタル酸エステルへの警戒感
市民団体と行政との熱い攻防
市民団体と行政の熱い攻防
広がるビスフェノールA禍
世界中の科学者が注目したBPA の毒性
プラスチック原料や添加物に
レジ係の人の尿中BPA 濃度は高い
缶詰の内側コーティング、学校給食容器、哺乳瓶
EFSA はBPA の基準を10 万分の1 に引き下げ
内分泌かく乱科学物質による科学のパラダイムシフト
合成女性ホルモン剤の悲劇とビスフェノールA
不妊の大きな原因PCOS
なぜPCOS 女性の男性ホルモン濃度が高い?
増える流産と染色体異常
BPA による染色体の数の異常 胎児が浮かぶ羊水中のBPA で
男性にもBPA による生殖機能低下が
今でも歯科材料からBPA が溶出!
5.いろいろなプラスチック
問題の多いプラスチックは?
ポリ塩化ビニル
あれも、これも有害な塩ビ
食品用塩ビ手袋やラップ
増え続ける塩ビと“強皮症”
古くて新しい問題 塩ビ製医療機器のリスク
ポリスチレン
ポリスチレンとは
エゴマ油で変形したポリスチレン容器
スチレンモノマーの発がん性、ダイマーなどの環境ホルモン作用
ポリスチレンの規制を検討するEU
コンビニ弁当や冷凍食品の多食で死産が増加
電子レンジOK のポリプロピレンも?
コーヒークリーム用の小さなポリスチレン容器から
カップめん容器の脱プラ化 ポリスチレンから紙製に
フッ素樹脂
水や油をはじく有機フッ素化合物
金属製のヘラでフライパンを引っ掻くと、大量のマイクロプラスチック
PET
ペットボトルからも発がん物質
気になるリサイクルペットボトルの安全性
シリコーン樹脂
シリコーンの調理器具は大人気
今のところ安全な素材といわれているが
たくさんあるシリコーン入り食品
乳がん手術後のシリコーンインプラント
ポリウレタン
ポリウレタンの原料はきわめて毒性の高いイソシアネート
子どものアトピー性皮膚炎とイソシアネート
スポーツウエアなどからもプラスチック添加物が
6.マイクロプラスチック 健康への脅威
マイクロプラスチックは体内で炎症を起こす
柔軟剤などの家庭用
品へのマイクロカプセル添加は中止すべき
コラム マイクロプラスチック豆知識
7.あなたにもできる減プラ生活
最低限できることは
毎日の食事では
胎児や乳児を守るには衣類も脱プラスチックで
これ以上マイクロプラスチックを吸い込まない
プラスチック禍から身を守るために