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アジア新風土記（89）マラッカ - 2024.11.15
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2023.04.12
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2017.02.23
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2016.03.08
虫がいない鳥がいない
ミツバチの目で見た農薬問題
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2009年、著者の飼っているミツバチが突然絶滅した。気がつくと長崎県ではスズメもツバメも消えていた。
この年、長崎県は農薬ネオニコチノイド系の農薬を推奨していた。
このままこの新農薬が使われると日本版「沈黙の春」が来ると恐れられてる。
人にも多大な影響を与えかねないネオニコチノイドの実態を伝え、一人ひとりの生活スタイルが問われていることを一緒に考える時期が来たと警鐘を鳴らす！
武術家 甲野善紀氏推薦！序文も寄稿！
●担当編集者より
自然界から様々な生き物が消えつつあります。「レッドデータブック」などには、多くの絶滅危惧種が載せられています。しかし、具体的にどれだけ減ってしまっているのかは良くわからないままでした。
近年、ミツバチが大量死して大きな問題になりました。ミツバチは唯一、人間に管理されている昆虫だからその減り方がはっきりしたのです。
著者は、ニホンミツバチを飼い始めて３０年近くになります。いままでになかった死に方をした自分のミツバチから、原因を追究します。
そして、行き着いたのが新農薬、ネオニコチノイド系の農薬にたどり着きます。日本は、単位面積当たり世界一の農薬を使っています。それも「さしあたっての危険性はない」ということで。リンゴが農薬漬けであることは『軌跡のリンゴ』でも明らかになりました。
お茶も例外ではありません。このままでは日本版「沈黙の春」がやってきてしまう、著者は現場から訴えています。
「原子力ムラ」とまったく同じ構造の「農薬ムラ」。一人ひとりの生活スタイルが問われていることを一緒に考えていただけたらと思います。
（飯塚直）
第Ⅰ章 ニホンミツバチに起きた異変 久志冨士男
農薬問題の現状
ミツバチに異変が起こり始めたのは2008年から
新聞に投書
みつばち連絡会議の発足
農薬の大規模撒布のなかった島
空撒を行った４つの島
拡大を続ける被害
第Ⅱ章 ニホンミツバチの死滅は複合的要因説では説明できない 久志冨士男
複合的要因説
農薬死の描写――３つの死に方
ニホンミツバチの死因はサックブルード病ではない
ニホンミツバチとセイヨウミツバチの生息数
農水省との話し合い
農林水産技術ジャーナル 視界ニホンミツバチと生きる
第Ⅲ章 ネオニコチノイド系農薬とは何か？ 久志冨士男
ネオニコチノイド系農薬とは何か？
残留効果
農薬はどうやって虫を殺すのか
第Ⅳ章 人体への影響 久志冨士男
取り扱う人への危険
残留農薬基準値
農薬が浸透した農作物
直販店でトマトを探した
お茶の話
種子処理
農薬は土壌生物も死滅させる
花粉媒介者を殺すな
害虫がいなくても農薬は撒布する
ミツバチは復活しているか
第Ⅴ章 虫も小鳥も姿が見えない 久志冨士男
自然界からほとんどの昆虫が姿を消した！？
鳥もいなくなった
的山大島でのできごと
海への影響
今後ミツバチはどうなるのか
ある有機農家の話
第Ⅵ章 松の話 久志冨士男
嘘で固めた松くい虫対策
松が枯れてしまったあと13年間も殺虫剤が撒布され続けた
農薬のない時代でも松は滅びなかった
松はパイオニア植物
韓国の松
第Ⅶ章 繰り返す農薬の歴史 水野玲子
海外のミツバチ大量死
日本のミツバチ大量死
繰り返す農薬の歴史
広がるネオニコチノイド
ネオニコチノイドの特性
神経を狂わす農薬／洗っても落ちない浸透性農薬／土壌残留性と水系汚染／複合毒性／世界的に見て異常に高い、日本の残留基準値／知らないあいだに残留基準の緩和
ネオニコチノイドをめぐる、海外諸国の対応（フランス／ドイツ／イタリア／イギリス／米国／中国）
ようやく明らかになってきた危険性
――最近の世界の研究成長（ミツバチとネオニコチノイド系農薬／ミツバチだけでなく、鳥など生態系全体への影響は？／農薬と子ども）
国は何をしているのか――農水省の対応
松枯れ防除への空中撒布
農薬問題の現状
ミツバチに異変が起こり始めたのは2008年から
新聞に投書
みつばち連絡会議の発足
農薬の大規模撒布のなかった島
空撒を行った４つの島
拡大を続ける被害
第Ⅱ章 ニホンミツバチの死滅は複合的要因説では説明できない 久志冨士男
複合的要因説
農薬死の描写――３つの死に方
ニホンミツバチの死因はサックブルード病ではない
ニホンミツバチとセイヨウミツバチの生息数
農水省との話し合い
農林水産技術ジャーナル 視界ニホンミツバチと生きる
第Ⅲ章 ネオニコチノイド系農薬とは何か？ 久志冨士男
ネオニコチノイド系農薬とは何か？
残留効果
農薬はどうやって虫を殺すのか
第Ⅳ章 人体への影響 久志冨士男
取り扱う人への危険
残留農薬基準値
農薬が浸透した農作物
直販店でトマトを探した
お茶の話
種子処理
農薬は土壌生物も死滅させる
花粉媒介者を殺すな
害虫がいなくても農薬は撒布する
ミツバチは復活しているか
第Ⅴ章 虫も小鳥も姿が見えない 久志冨士男
自然界からほとんどの昆虫が姿を消した！？
鳥もいなくなった
的山大島でのできごと
海への影響
今後ミツバチはどうなるのか
ある有機農家の話
第Ⅵ章 松の話 久志冨士男
嘘で固めた松くい虫対策
松が枯れてしまったあと13年間も殺虫剤が撒布され続けた
農薬のない時代でも松は滅びなかった
松はパイオニア植物
韓国の松
第Ⅶ章 繰り返す農薬の歴史 水野玲子
海外のミツバチ大量死
日本のミツバチ大量死
繰り返す農薬の歴史
広がるネオニコチノイド
ネオニコチノイドの特性
神経を狂わす農薬／洗っても落ちない浸透性農薬／土壌残留性と水系汚染／複合毒性／世界的に見て異常に高い、日本の残留基準値／知らないあいだに残留基準の緩和
ネオニコチノイドをめぐる、海外諸国の対応（フランス／ドイツ／イタリア／イギリス／米国／中国）
ようやく明らかになってきた危険性
――最近の世界の研究成長（ミツバチとネオニコチノイド系農薬／ミツバチだけでなく、鳥など生態系全体への影響は？／農薬と子ども）
国は何をしているのか――農水省の対応
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