アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
ひろ DVD付
交通事故冤罪に巻きこまれて
1998年11月14日、熊本県阿蘇山麓の国道で、当時26歳の下川浩央(ひろなか)さんの運転するバイクが乗用車と接触し、二日後死亡しました。父親の正和さんは独自の調査・検証から過失は乗用車を運転する主婦にあることがを確信し、裁判で争いましたが、警察、司法はバイク側の過失で押し通しました。
息子がなぜ死ななければならなかったのか、また警察、検察は何を隠蔽したのか。20年に及ぶ歳月をかけ、息子の無念を訴え続けてきた執念と慟哭の記録。
第1節 事故発生から裁判終結までの経過
第2節 事故真相を示した林鑑定
第3節 著者本人による事故態様の確認作業と確信
第4節 調べなければわからない事故発生原因
第5節 学者として警察鑑定に憤激して作成された菅沢鑑定
第2章 どのように警察は捏造したか
第1節 現場警察は実況見分調書と捜査報告書で事故をどう示したか
第2節 警察捏造の手法
第3節 なぜ捏造することになったか
第3章 司法制度を通じた冤罪の成立過程
第1節 検察官(検事)と弁護士の果たす役割
第2節 保険会社鑑定の特徴
第3節 裁判所鑑定の実際
第4節 裁判官とその判決の実態
第5節 なぜ冤罪は生まれるのか
第4章 真相をつかむために
第1節 あなたができること
第2節 構造的改革などの提案
第5章 反省と感慨
第1節 良心的な裁判官と当方のミス
第2節 浩央はなぜ旅に出たか
第3節 浩央への思い
第4節 なぜ死ななければならなかったのか