アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
虐待と尊厳
子ども時代の呪縛から自らを解き放つ人々
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虐待とは何か? それは人の心にどのような傷を刻むのか? それぞれの体験を通して「虐待」の本質を解き明かし、そこからの回復の道筋を語った手記集!
暴力や性虐待だけが虐待ではない。ののしりあう家族、横暴な親の下で育った子ども、ひどいいじめを受けた子どもも深い心の傷(トラウマ)に苦しむ。そうした様々な虐待体験と向き合い、精神的格闘をくり返しながら、再生への道を歩みはじめた十一人による心のドラマ!
Ⅰ章 子どもたちが家族の中で体験してきた生活世界を考える
1 親の言葉による暴力
2 両親の不仲、夫婦間暴力
3 性的虐待
4 ケアという名の支配
5 被虐待児と学校
6 体 罰
7 フツーの家族と虐待
2章 被虐待児、虐待サバイバーの人たちの自立支援を考える
1 自らの体験とそれに伴う感情を語ることの意味
2 自分を一個の人間として尊重してくれる「他者」との出会いの持つ意味
3 学校ができることは何なのだろうか?
第Ⅱ部 いじめ
1章 子どもたちが生きているいじめに満ちた生活世界
1 小学校低学年頃のいじめ問題
2 小学校中学年頃の時期のいじめ問題
3 小学校高学年から中1頃のいじめ問題
4 中学校2年生以降のいじめ問題
2章 いじめ問題に対する理解と取り組みの課題
1 いじめという行為をどう理解するのか
2 いじめ問題の克服に向けての取り組み