アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
拡がりゆく魂
虐待後遺症からの「回復」とは何か
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子供時代の虐待は、無意識のうちに深い後遺症を残す。その後遺症の実態を、著者は自らの体験に基づき究明、20年をかけてついに「回復」を獲得する。虐待後遺症からの「回復」の全体像を解き明かした日本で初めての本!
児童虐待が社会問題化してかなりになります。しかし、それが心の底深く刻みつける後遺症については、まだ手つかずのままです。
本書の著者は、幼年期の性虐待による後遺症に苦しみぬいたすえ、20年前その存在に気づいて、えぐるような自己省察を重ね、ついに「回復」を獲得します。
本書はその「回復」の全体像を自らの体験に基づき解き明かした、日本で(恐らく世界でも)初めての本です!
山の上で
疲 れ
子供時代への旅
急展開
最後の橋
新たな挑戦
自由な選択
うそだ!
闘う人
表作り
男だというだけで
死者の町で
旅を終えて
死者の変えたもの
春
「私は人間ではない」とは何だったのか
何が和解を可能としたか
旅の終わり
第Ⅱ部 回復とは何か
なぜ第Ⅱ部を書くのか
第Ⅱ部を書く基本姿勢
回復とは何か
1 そのプロセスから回復を考える
A 六つの時期
B 回復の流れ
2 同心円を使って考える
A 自己の中心核
B 二番目の円
a 感情、感覚
b 本能や基本的欲望
c 記憶
C 「自己不在」とは何だったのか
D 自分の外にある同心円
E 「拡がりゆく魂」とはどういうことか
3 分裂と統合の視点から回復を考える
A 時の分裂
B 自己、現実の分裂
4 そのほか回復の風景を思いつくままに
回復のために私は何をしたか
1 回復の種子、結果としての回復の風景
2 回復のために私は何をしたか
A 放浪
B 気づき、回復のために歩み出す
C 危険から距離をとる
a 第一期──家族幻想との闘い
b 第二期──完全分離
c 第三期──最終的な距離
D 書くこと
E 実在する外界を創る
導きの星
出発点、到達点
脳回路の作り直し
第Ⅲ部 終 章
改めて「回復」とは何か
虚無の中で
虐待された、されていないの区別なく
終わりにかえて──韓国への旅