アジア新風土記(98)フィリピン前大統領の「罪」 - 2025.03.31
漢字の成り立ち
下村昇の漢字ワールド②
著者 | 下村 昇 著 |
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ジャンル | 教育書 > 教育 |
シリーズ | 下村昇の漢字ワールド |
出版年月日 | 2006/04/10 |
ISBN | 9784874983614 |
判型・ページ数 | A5・160ページ |
定価 | 本体1,600円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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漢字の成り立ちの考え方、教え方を具体的に紹介。漢字の面白さがわかる本!
*辞典類の字源はどうなっているか
*漢字を現代のメルヘンとしてみよう
*教育資料としての成り立ちはどう作るか
第二章 こんなに楽しい漢字の話
*漢字の成り立ち
*深層海塩「海の馨」
*頭が下がるこのユーモア
*小説に出てくる字をみてみよう
*漢字が三つ重なると…
*常用漢字以外の字にも広げれば
第三章 漢字はどのようにして出来ているか
*漢字の現代への流れ
*漢字は現在のメルヘン=六書という漢字の作り方
・象形文字=そのものずばりの字
・指事文字=印を付けて表わす
・会意文字=組み合わせの妙技
・形声文字=音と意味を併せ持つ
*漢字の出来方は大きくは二種
・転注=三段論法の手法で
・仮借=当て字も出来た
第四章 漢字には尽きぬ面白さがある=漢字のメルヘン・実践編
□人体・人体各部編(人の全体や部分から出来た字)
(1)互いに助ける【右】と【左】
(2)腕で抱え込む【公】と【私】
(3)指や腕の長さで決めた【寸】と【尺】
(4)やったり取ったりする【受】と【授】
(5)「十」のあるなしで違う【拾】と【捨】
(6)左右の足跡を示す【止】と【歩】
(7)礼儀正しい【送】と【迎】
(8)あなただけを待ちましょう【遅】と【速】
(9)距離の長短【遠】と【近】
(10)人生そのまま【泣】と【笑】
(11)人体と水で表現する【死】と【活】
(12)一時の積み重ね【貸】と【借】
(13)心を開放する【悶】と【喜】
(14)口で行う動作の【吐く】と【吸う】
□動物編(動物の形から出来た字)
(1)どちらも楽しい【買】と【売】
(2)弓から出来たか【強】と【弱】
(3)飛び立ち・戻る【不】と【至】
(4)尾の長短で異なる【鳥】と【隹】
(5)処理の仕方で違う【皮】と【革】
□植物編(草や木の形から出来た字)
(1)根元と先端の【本】と【末】
(2)幹から分かれた【枝】と【葉】
(3)はな、それぞれの【花】と【英】と【華】
(4)枝についた木の実の【未】と【果】と【由】
(5)「ある」ことの意味を重ねた【存】と【在】
(6)ものを計るますから出来た【料】と【科】
(7)天からの授かり物【来】と【麦】
(8)指先で摘み取る【菜】と【採】
□住居編(建物や家の形から出来た字)
(1)同じ住まいでも【宅】と【家】
(2)時間と空間を表す【宇】と【宙】
(3)字形が似ていて間違いやすい【宜】と【宣】
(4)人に差が出る【貧】と【富】
(5)両開きと片開きの【門】と【戸】
(6)音の出入りする関所・【問】と【聞】
(7)かんぬきが決め手の【閉】と【開】
(8)外からの侵入を防ぐ【閂】と【閑】
(9)鳥の羽ばたきから【扇】と【扉】
(10)物を収納する【倉】と【蔵】
(11)動詞と名詞の使い分け【坐】と【座】
□自然編(山や川・自然の姿から出来た字)
(1)同じアンとはいうけれど【明】と【暗】と【闇】
(2)草木が教える【春】と【秋】
(3)季節の特徴【夏】と【冬】
(4)彼岸までとはいうけれど【寒】と【暑】
(5)本流と支流を表す【永】と【派】
(6)人生の浮沈とは関係ない【浮】と「沈」
(7)反対に高いことを表す【高】と【厚】
(8)砕けたか、固まりか【砂】と【岩】
(9)光り輝くか、一歩引き下がるか【金】と【銀】
(10)金と同じだと思ってはみたが【銅】と【鉄】
(11)郊」から離れた【町】と【野】
(12)ものを生み出す【田】と【畑】
(13)外壁が大事な【穴】と【内】
(14)空間で異なる【空】と【窓】
(15)音はどちらも「ケイ」という【形】と【型】
(16)「火」のもと注意【炎】と【災】
(17)「厂」は崖だと思ったら【炭】と【灰】
(18)肉をあぶった【然】と【燃】
□器物・道具編(道具や武器などの形から出来た字)
(1)小説で名が出た【罪】と【罰】
(2)ペアでのお仕事【臼】と【午】
(3)人生の別れ道【禍】と【福】
(4)食器には違いがないが【盆】と【盤】
(5)旗の下に集まる【族】と【旅】
(6)石と車でたとえる【硬】と【軟】
(7)切符とお寿司が【券】と【巻】
(8)ばらばらにする【別】と【分】と【列】
(9)なにをカットするか【切】と【刈】
(10)さすまたでも違う【単】と【干】
(11)武器よさらば【戦】と【武】と【殺】
□服飾編(糸や布などから出来た字)
(1)一体とはいうけれど【表】と【裏】
(2)糸とその加工【糸】と【系】
(3)バラバラなものをつなげる【続】と【統】
(4)糸筋と白いぬの【線】と【綿】
(5)よく間違える【率】と【卒】