アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
ねえ!聞かせて、パニックのわけを
発達障害の子どもがいる教室から
いま、発達障害を持つ児童達の問題が先生達を悩ませています。書店にはLDやADHD、アスペルガー症候群などの本がたくさん並んでいます。本書は、これまでの類書との大きな違いは、個々の症例の解説ではなく、学級の中でパニックを起こした子どもたちにどう対処したらよいか?と言うことを教師二人の実践体験談をまじえ「こころ」と「技」の宝庫をイラストもたっぷりに一挙公開!
※すぐ役立つおすすめコーナーコラム多数収録!
思わず口にした「出て行きなさーい!」
植えたジャガ芋の不思議
困った時は子どもに聞く
おしゃべり防止のガムテープ作戦
泣きながらお母さんが語った忠の生い立ち
魚になりたかったマーくん
「くそばばあ、死ね!」が耳から離れない
教師はずぶぬれ、参観日のトラブル
担任を支える学校態勢をつくる
問題を抱える子は学級に一人や二人じゃない
すぐ役立つおすすめコーナーわたし(ぼく)の「目標カード」
すぐ役立つおすすめコーナー姿勢のアイウエオ
第Ⅱ章 暴力をふるう子、夢まろとダン吉
暴れて給食台をひっくり返す夢まろ
三度目の給食ワゴンひっくり返し事件
夢まろの変身「僕はさくら先生のナイトになる」
夢まろの「しあわせのブルーバード」
ダン吉が暴力をふるうわけ
クラスの合い言葉は「必ずわけがある」
「ピーポー隊」で活躍するダン吉
ダン吉のお母さんを支えた良太のお母さん
傷ついた子に寄り添う「癒し隊」
院内学級から来たノブちゃんの健気な言葉
すぐ役立つおすすめコーナー「ブツブツ棒人間ストーリー」
すぐ役立つおすすめコーナー「ほめほめ大会」と「ほめほめ回転椅子」
すぐ役立つおすすめコーナー【特技を使う】並ばせ隊
すぐ役立つおすすめコーナー【特技を使う】ケンカ止め隊
第Ⅲ章 暴言を吐く子、教室を飛び出す子
1 暴言を吐く子
スーパーバイザーまで凍りついた研究授業での暴言
子どもがきつい言葉を吐いてくるのは
お母さんの前ではいい子、担任には「死ね!」「ブタ!」
お母さんが初めて運動会に来てくれた!
親子が触れ合う「しあわせな宿題」
2 教室を飛び出す子
教室を飛び出した子たちの逃亡場所は?
追いかけたらよけい逃げて行く
パニックをクールダウンさせる「隠れ部屋」を作る
学校で一番大変なクラスなのに一番よく本を読む
逃げる子に持たせる校長先生への手紙
すぐ役立つおすすめコーナー「しあわせなしゅくだい」
すぐ役立つおすすめコーナーやることがわかる「予定ボード」
コラム「感覚過敏」の子どもたちと指導の工夫
第Ⅳ章 困難を抱えている子のニーズが学校を変える
教師が変わらざるを得なくなるとき
運動会の行進は波みたいに見えて怖い!
発達障害の子たちに通用しない画一的な指導法
「甘やかし」ととらえるのでなく、今は「途中の段階」
「和室憲法」と「ランチルーム憲法」
風太のお父さんの心に染み入る話
「荒れたクラス」も捨てたもんじゃない
運動会で「叱らなくてもうまくいく方法」
「運動会には出ないでください」と通告されて
第Ⅴ章 悩んでいるお母さんと手をつないで
完璧に〝いい子〟を演じてきた麗子
「ハムスターの回し車だった」と言う麗子のお母さん
「学校あそび」と「ドラえもん病院」
トラブルこそ人と人との付き合い方を学ぶチャンス
学校であったことを家で叱り直さないでください
真っ黒に塗りつぶされたお母さんの顔の絵
かっちゃんのお母さんとの出会い
連絡帳でお母さんの役割を伝える
お母さん、かっちゃんがリレーに出るよーっ!
わが子の障害を認めたくない親の気持ち
文字の読み書きができないことで、自分を隠して生きてきた虹男
教室中にゴミを撒き散らした光景に涙するお母さん
すぐ役立つおすすめコーナー?∑ヤカード
第Ⅵ章 親をつなぐ、地域につなぐ
かっちゃんの公園デビュー
お母さんの力で楽器が弾けるようになった
親も教師も子どもも「認められる」ことがうれしい
親たちだけの「ランチ会」
親たちがつくった「友達の家、訪問のルール」
夕食の風景から一人取り残された寂しい絵
「子どもに手を上げてしまう親の会」の誕生
家族の再出発をうながした親たちの助言
あとがき