アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
教師のための「話術」入門
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教師は〈話すこと〉の専門職だ。
なのに無視されてきた教師の「話術」。
この大いなる“盲点”に、〈指導論〉の視点から本格的に切り込んだ初めての本。具体例たっぷり、微苦笑にくるんで贈る、教師の話しかた入門!
1教師は「話すこと」の専門職
・専門家でさえ精進
・「話すこと」なしには成立しない教師の仕事
・話す力の衰弱と体罰
2わたしの「話術」開眼
・良寛の「不妄語戒」
・すべてほどほどに、の意
・子どもにとどく言葉
Ⅱ 話しかたの技術
1「聞こえる声」「わかる声」「明るい声」
・「先生の声、聞こえますか」
・仕事に見合った声の大きさ
・完全発声でくっきりした声を
・「立て板に水」では困る
・子どもを前向きにする明るいトーン
・明るい話題をつくる
・明るい声の出しかた
・「豊かな」声の秘密
・望ましい教師の声
2からだ全部を使って話す
・位置関係が発する無言のメッセージ
・高いところに立つ意味
・位置を移動する
・身ぶり語の有効性
・教師の笑顔が一番美しい
・明るい表情をどうつくるか
・教師の目はいつもやさしく
・子どもを見ながら話す
・大勢に話すときの視線
・言葉の集中線
3聞かせる話をするコツ
・真理はやさしい言葉でも話せる
・感動的な話なのに子どもがシラけるのは
・単調を避ける語り口の工夫
・「間」は子どもの参加保障
・緊張感・集中度を高める「間」
・「間」のとりかた
・怪談は最適の練習教材
・教師のやさしさが生む語法
・「、」「。」移動の効果
・文末の変化で話が生きる
・問いかけをはさむ
・答えのきまっている問いは嫌味
・自問自答の語法
4話を生かすパフォーマンス
・心を解放する沈黙の技法
・セールスマンの沈黙戦術
・沈黙が伝えるメッセージ
・沈黙の所作の効果
・しぐさによる伝達
・実物を見せて話す
・司会のパフオーマンス
・儀礼的身ぶり語に風穴を
・会話をはさみ込む
・教師集団によるパフォーマンス
・チームプレイの語法
・インタビューごっこ
・話しかたの現代風アレンジ
Ⅲ 話す内容をどう組み立てるか
1TPOに応じた話しかた
・朝礼の校長の話
・「時」にふさわしい話
・いい話とは短い話
・場所がらをわきまえる
・指導課題の構造
・今、何が大事か
2短い話を効果的にする工夫
・“騙し”のテクニック
・最後にと何回もいう我が校長
・一話一テーマ
・角度を変えてアプローチする
・全体から部分への法則
・CM効果と包装効果
・大事なことは先にいう
・前置きはカットする
・はっとする出だし
・ポイントをくりかえす
3話を楽しくする知恵
・バンドワゴンの方式
・忘れてはならない裏づけの評価
・伝達も話しかた次第
・注意事項も楽しく話す
・具体から抽象への法則
・話への引き込みかた数例
・細部を描写する
・教師の自慢話はタブー
・話すなら失敗談を
・ユーモアで味つけをする
・自己を再発見させるほめ言葉
・生きる勇気を与える「殺し文句」
Ⅳ いま求められる教師の話しかた
1先生が困るんだ
・先生はセコイよ
・人のためにも生きている
2シークレット・メッセージ
・使いかたをまちがえない
・使いわけのセオリー
3「ありがとう」という言葉
・ある映画のシーン
・指導の言葉としてとらえなおす
・感謝の言葉は評価の一言葉
4ちょっと聞いてほしいんだが
・子どもが話を聞かなくなった
・無理やり聞かせた話の実行率
・「いいですよ。聞こうじゃありませんか」
5ほんとのこというと、先生もそうなの
・ふたりだけの秘密
・人間の弱さに立つ
6いやな話だけど
・事前感情抑制
・やさしさと気くばり
7がんばれの言いすぎ
・がまんと努力
・肩の力を抜いて
8権力的な語法は避ける
・口にしたことは消せない
・ぐあい、悪いのか
9現代っ子特有の問いかけへの対応
・否定文による質問
・意見を言わせる言いかえの指導
10だれとでも話せる教師に
・教師の幅の狭さ
・自分のなかに子どもを住まわせる