アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
教師のための「聞く技術」入門
先生は教え好き! 話し好き!
だけど「聞く」のはどうも下手。
ではどうしたら、子どもの声を「聞き取れる」教師になれるのか──。
聞くことは相手を理解すること。だから教師の教育力をみがくには、「聞く力」が必要とわかっていても、今までだれも教えてくれなかった教師のための「聞く技術」を、具体例たっぷりにその[わざ]を伝えます。
1 日常の「聞き方」への疑問
2 子どもの話を聞く三つの効果
3「きく」指導の課題
4「聞く」ことは自己の再創造に役立つ
Ⅱ章 聞き方のわざをみがく
1 心を「無」にして聞く
2 外見から判断して聞かない
3 くりかえす癒しの技法
4 子どもの話を受けるわざ
5 聞くときの自己開示の技法
6 パフォーマンスをそえて聞く
7 聞き上手の五つのセオリー
8 ときには忍耐も必要
9 聞き下手は話し下手
10 話したいことを聞く
11 評価して聞く
12 アプローチの情報を入手する
13 聞く声のトーン
14 聞き方、アラカルト
Ⅲ章 子どもの話をどう聞くのか
1「あのね」の実践
2 もじもじを聞く
3 子どもの話をたしかめる
4 答えを求めない質問がある
5 子どもの訴えを聞く
6「ぶった」か、どうかを聞く
7 ぶったことを認めない子
8 念をおす子の聞き方
9 問題行動をおこした子どもの話を聞く
10 相談の聞き方
11「まちがっている」の聞き方
12 ひと手間かけて聞き出す
13 授業における聞き方
Ⅳ章 子どもの「聞く力」を育てる
1 子どもは選択的聴取
2 聞き方を教える
3 5W1Hで聞く
4 聞き方指導の実践例
5 聞く力を育てるインタビューごっこ
Ⅴ章 教師の「聞く力」を伸ばす
1 聞き下手、話し下手は想像力で補う
2 世間の人の話をよく聞く
3 講演の聞き方のマナー
4 教師の聴き方に問題がある
5 だれにも、ていねいな言葉で応対を
6 子どものまちがいから聞き方を反省
7 教師の生徒への悪口、その真意を聞く
8 沈黙の怖さに打ち勝つ、聴く心得四か条
9 子どもたちと雑談する
10 「異論」「思想」調査になっていないか
■「聞く」教育の手引書に──あとがきにかえて