アジア新風土記(90)マラッカ王国と琉球王国 - 2024.12.02
少女・十四歳の原爆体験記
ヒロシマからフクシマへ
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勤労動員先で被爆、奇跡的に生きのびた少女は、翌朝、瀕死の身で、一人死の街を縦断、わが家へ向かって歩き始める…。
それから半世紀、60歳を超えての英国留学はやがて「反核海外ひとり行脚」へと発展、訪れた国は30カ国以上。その被爆者がいま、フクシマと向き合う。
8月と9月(再放送)にNHK『ラジオ深夜便』に出演、その大きな反響を受け、ヒロシマからフクシマへの想いを大幅加筆。新版として復刊です!
著者の橋爪文さんは、14歳のときヒロシマで原爆に遭いました。
猛火の中で一晩を過ごした翌朝、死の町を横切って一人我が家に向かいました。
沢山の出会いと別れがありました。
原爆症に苦しみながら、60歳から世界を歩き始めます。そこで会った多くの人々。
「ヒロシマの生き残り」ということの大切な意味を出会った人々が教えてくれます。
そしていま、フクシマに出会い、二度と被曝者を世界に作らないため、長く品切れになっていたこの本を書き改めました。
ヒロシマからフクシマへ、とのサブタイトルに込められた著者の深い思いを読み取っていただけたらと思います。
2 父の場合──43
3 母と弟──58
4 戸坂小学校──81
5 終戦──85
6 夕焼けと鴉──91
7 伯父の死──99
8 祖母──106
9 天と地といのちだけの日々──115
10 子供たちの周辺──119
11 緑──129
12 被爆症状──133
13 ABCC──150
14 骨仏──164
15 友柳さんのこと──168
16 飯田さんのこと──180
17 私のその後──196
フクシマ──221
あとがき──230