アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
「沖縄のこころ」への旅
「沖縄」を書き続けた一記者の軌跡
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日本にとって沖縄とは何か?
「沖縄のこころ」とは何をさすのか?
一九八二年、連載ルポ「復帰10年」のキャップを務めて以来、この「問い」にこだわり続け、数多くの沖縄人(ウチナーンチュ)との出会いを重ねてきたジャーナリストによるこの四半世紀の証言記録!
「県」は使わぬ
「琉球弧」に「琉球国」
重層、複雑なヒダ
「県」を使う
第Ⅰ章「寅さん」を眠らせた
本土人への隔絶感
「沖縄は日本ではないのか」
山田さんに「すごみ」
「付き合い浅い」
第Ⅱ章 大江さんと「畏怖する」詩人
忘れられない男
「共感」と「切り結び」
「持続」の力
『大江健三郎への手紙』
「主体的に闘え」
「関わり無にするな」
痛恨の心情
切迫の精神
「上品な」日本人を
第Ⅲ章 『名もない』とは何だ
届いた一通の速達
沖縄戦こそ原点に
「こと沖縄に関する」
表現の難しさ、こわさ
教師の責任重く
第Ⅳ章 ヤマトンチューになり切れぬ
ドンの述懐
想像できぬ「屈折」
「沖縄の心」を代弁
「西銘君が肉付け」
「時は偉大だよ」
伏流水は保革同じ
第Ⅴ章 沖縄戦を背負い続け
生き方を規定
「アジアの心に通じる」
「女ってどんなものか」
信念を貫き
国民の関わりで
「住民虐殺が特色」
第Ⅵ章 立ち上がる女性
少女強姦事件の発生
黙ってはいけない
「わら一本で崩れる」
第Ⅶ章 沖縄の「権利宣言」
どよめきと拍手
「本土はなぜ引き受けぬ」
「民族の血が騒ぐ」
第Ⅷ章 市民・大学人が結集
歴史の転換点に
差別への告発
沖縄学の学者が主張
「息長く闘おう」
「憲法幻想を捨てよ」
第Ⅸ章 漂流する沖縄
「沖縄の心」空しく
思いの燃焼
明確に「基地ノー」
問われた新聞人
「苦渋の決断」の果て
燃えて、冷めた
自立、独立論の噴出
「居酒屋独立論」巡り
第Ⅹ章 対談「沖縄学」とは何か
自己認識を問う
沖縄学の復権
伊波普猷の道
若手学者の群像
背負うオキナワ
明治と昭和の選択
「時代と格闘せよ」
第XI章 ルポ「そして辺野古で」─くじけぬ人びと
「命を賭けないと」
人間模様さまざまに
おじい、おばあが怒り
住民の反対も強く
「長年の米軍の意図のままだ」
高速道の緊張感
沖縄人の内省も迫る
第XII章 沖縄は問い、問われつづける
生きるため「改姓」
米国との歴史の因縁
「新川さん回帰現象」
無知を覚醒させるもの
本書関連略年表と本書に引用した記事一覧
主な参考文献・資料一覧
あとがき