アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
色覚の多様性
〈選別の病理〉を問い直す
色覚バリアの撤廃を! 誰もが生き生きと暮らせる社会をめざし、十人十色、色覚の相違は「異常」ではないと当事者からのメッセージ。
著者 | 日本色覚差別撤廃の会 編著 |
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ジャンル | 社会 > 社会 |
出版年月日 | 2023/04/03 |
ISBN | 9784874988442 |
判型・ページ数 | 4-6・176ページ |
定価 | 本体1,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
色覚バリアの撤廃を!
色覚に違いのある当事者への偏見が依然として根強い日本ですが、20年ほど前の労働安全衛生法令の改正で雇用時健康診断での色覚検査廃止、学校保健法令の改正で定期健康診断時の色覚検査廃止にともない、就職・進学での制限は緩和されてきました。
その後、眼科医会などの反対運動により学校での検査がかなり復活もしていますが、誰もがありのままに暮らせる多様性のある社会をめざし、色覚は「十人十色」、相違はあっても「異常」ではない、「色覚バリアの撤廃」を提言します。そしてそれは数百万人ともいわれる偏見や差別に苦しむ当事者の方々へのメッセージでもあります。
1章:色覚検査に苦しめられた当事者の思い
2章:予断と偏見を問う当事者の所見
3章:転変する色覚検査制度―社会的な色覚バリア・障壁の残存
4章:私たちの取り組み―社会的な色覚バリア・障壁に抗して
終章:「十人十色」―色覚の相違は「異常」ではない
■資料編