アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
さらば、哀しみの青春
★夜の繁華街で「夜回り」を始めて11年。4000人を超える若者とかかわってきた高校教師は訴える!
増加の一途をたどる窃盗・性非行・女子非行・凶悪犯罪・薬物乱用…。今の若者たちが犯罪に染まる背景には何があるのか。11年にわたる夜の街での経験に立ち、数々の事例をリアルに語りつつ、その特徴、背景、原因を分析、現代の若者が抱える“心の闇”を切り開く!
薬物との最初の戦いで失った少年
自ら犯した罪の重さに自死した少年
主婦に一生消えない怪我をさせ、償いつづける少年
虐待から非行に入った少年
シンナーに救いを求めた少女
家出から、覚せい剤の魔の手に捕まった少女たち
親に捨てられ、死んでいった青年
すべてを軽く考え、ついには刑務所に消えた少年
「夜の世界」に沈んだ少女
虐待を父から受けながらも、夜の街で父を求めた少女
貧しいながら小さな家庭を築いた少女
第2部 なぜ、子どもたちは哀しみの青春を…
戦後の混乱と貧しさの中で──第一次少年犯罪多発期
高度経済成長期の子どもたちの孤独──第二次少年犯罪多発期
受験戦争が生んだ「落ちこぼれ」の怒り──第三次少年犯罪多発期
そして今、多様化する犯罪傾向──第四次少年犯罪多発期
少年による窃盗などの軽犯罪の増加
性非行・性犯罪の増加
女子非行・女子犯罪の増加
異常犯罪・凶悪犯罪の増加
薬物乱用
第3部 さらば、哀しみの青春
まだ、「昼の世界」で生きている子どもたちへ
「夜の世界」へと足を踏み入れてしまった子どもたちへ
子どもが「夜の世界」に足を踏み入れ、苦しんでいる人へ
「夜の世界」などまったく関係ない人へ
子どもたちに「夜の世界」に代わる居場所を
おわりに