アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
いのちまるごと 子どもたちは訴える
保健室からの緊急レポート
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すべての小・中学校の先生たち、子育て中の父母に読んでほしい!
あたま痛い、おなか痛い、気持ち悪い…。一日百人を越える子どもが押し寄せて来る保健室。なぜ子どもたちはこれほど保健室を必要としているのか? ベテラン養護教諭の眼がとらえた子ども、家族、教育の危機!
第I章 一、二年生の教室が大変! 一年生のおかしさに気づく
「教室がこわい」という訴え
イジメにあっていたよしえちゃん
再びお母さんからの連絡帳
田所くんはなぜ荒れる?
落ち込む道子先生をみんなで支える
一年生の教室もまた大変!
暴力、ケンカ、生傷だらけの明
「家ではいい子です」という両親の学校不信
お母さんの前で見せる“いい子”の顔
一平の腕に見つけた“青あざ”
心理学の先生迎え、事例研究会
一日一〇〇人を超えていた保健室来室児
第II章 苦悩の中から学校づくりへ 疲労でヘトヘトの教師たち
保健室は先生たちの悩み相談室
家庭での子育ての悩みも深刻
子育ての悩みを語る場をつくろう!
一平のお母さんも参加した第一回教育懇談会
「子育ては親の仲間づくりから」を合い言葉に
私自身にもあった子育ての失敗
病気休職に追い込まれた鈴木先生
子どもを愛するゆとりがほしい
教師の「悩み・ぐちを語る会」を開く
近隣の学校も同じ状況に悩んでいた
「保健室の子どもレポート」は全国教研で大きな反響
三つのテーマに分かれての校内研究
アンケートでつかんだ子どもたちの実態
行事で子どもたちの良さを認め合う
「性教育」は担任と養護教諭の共同授業で
いのちの尊さを学ぶ
第III章「子育てサークル」の誕生 教育懇談会の定例化をめざして
一平の暴力に悩むお母さんを支えて
お母さんたちから出された子育ての悩み
教育懇談会から「子育てサークル」へ
誰もがしゃべりたくなる例会の場
田中農園で親子連れのバーベキュー
反抗的になった息子に悩むお母さん
「子どもとのつき合い方」を語り合う
イジメのターゲットにされた光次
母を気づかうけなげさ
苦痛の授業に担任の粘り強い援助
明るくなったお母さんとその後の光次
しほのお母さんから届いた手紙
転校してもサークルへの参加は欠かさない
第IV章 保健室の子どもたち〈1〉 教師たちの合意事項
甘えたい症候群の幸子と麻衣
たった一人で夜を過ごす幸子
お母さんに上手に甘えられない麻衣
幸子と麻衣が書いてくれた手紙
保健室を必要としている子どもたち
母親の前で固まる二年生の勇
おれのおかあちゃん、こわいんだぜ
勇を可愛がれないお母さんの涙
母に見捨てられた思いに揺れる大介
今日も教室を脱走して来た大介
授業についていけない悔しさ
大介の授業参観に行く
家を出た母、新しい母
保健室はからだを休ませる「旅の宿」
ちずるへのいじめがやめられないわけ
ちずるの家庭でのがんばりを知って!
ちずるの泣き声にむかつく太の事情
第V章 保健室の子どもたち〈2〉
暴力がやまない四年生の孝雄
学校では暴力、家では大きな甘えん坊
父親がかかわってくれる
やまない暴力、先生を殴る
相談機関に行くことを勧める
学力不足のいらだちを抱えて
“寂しさ”が起こした問題行動
ベッドから起きて来ない子
母が訴えた重大な相談
満たされなかった“甘え”を取り戻す
大量の吐血・下血は受験勉強のストレス
ボロボロになっていた勝のからだ
場面かん黙だった喜美子の卒業
さんすうがわからないからおしえて!
悩みが綴られた二通の手紙
「からだと心のアンケート」から見える家庭の子育て
アンケートに書かれたお母さんたちの声
「朝ご飯なしの罰」から始まったお母さんとの交流
あとがき