アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
子どもも親もつなぐ学童保育クラブ通信
学童保育の生活を伝える
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“子どもの生活が生き生きと伝わる”いま、学童保育所は全国に20,843箇所あり、そこでは846,919人の子どもたちが生活しています。(2012年厚生労働省実施調査)
働く保護者にとって、学童保育はなくてはならない場所になっています。
働く保護者に、学童保育での子どもの様子を伝えるのが「通信=おたより」です。
20年以上に渡り圧倒的な人気を集め、子どもと子ども、親と子ども、そして親と親もつないできた学童保育通信はどう書くのか?
学童保育指導歴20年のベテラン指導員が、豊かな実践経験からそのコツとアイデアを披露します!
学童保育は、働く親にとってなくてはならない存在です。
わが子が、放課後や長期休みの間、学童保育で豊かな時を過ごせていると思うから、親は安心して働けるのです。
私も、子ども二人が学童保育にお世話になりました。
そんな学童保育でのわが子の様子を知るのにとても役に立ったのが”おたより”でした。”おたより”では、自分の子どもの様子ばかりでなく、わが子を取り巻く子どもたちの様子も知ることが出来、その子の保護者の方とも”おたより”を通して、知り合いになれました。
”おたより”の「質」は、そのクラブの「質」をも決めかねないくらい大切なものだと実感しています。
全国の学童保育指導員さんたちが待ち望んでいた1冊が生まれました!
ぜひご一読ください。
第1章 クラブ通信をなぜ書くの?
クラブ通信の持つ意味
クラブ通信を書く時に配慮したいこと
クラブ通信を書くために
『かたくり通信』は、いつ、どこで書くのか?
通信は順番制?
親や子どもの反応を楽しみに
クラブ通信を書くコツ・続けるためのコツ
登場する子の偏りを気にしすぎずに
仲間との関わりの中での成長を書く
書くことのジレンマを越えて
第2章 子どもの生活の様子を伝える
四月――出会いのとき
「桜色の風景」「ミズキの涙」「ありのままで」「ハヤちゃんの緊張」
子どもたちの生活
「ついてない日」「オレの思い」「女子会?」「心も体もあったまるおやつの時間」「カメの気持ち」「気のあう友だち」「ストーブの周りで」
お楽しみ行事や取り組み
「突然の雷雨」「嵐の夜~キャンプにて~」
第3章 子どもを理解する
子どもたちの内面を探る
「イサナの手紙」「オレが弟を守る」「関係ねえー!」「ちょっと待って!」「おまえ、だれっ?」
――クラブ通信Q&A――
第4章 つながりながら育ちあう子どもたち
存在が受け入れられてこそ
「ユウダイの決心」「周りの優しさ」
つながりたい願い
「つながりたい願い」「仲間がついているよ」「信頼しあえる仲間を求めて」
タクミの変化
「思いっきりケンカしたい」「人は変わるってこと」
第5章 働きながら子育てをする親を支える
ショウ父ちゃんの子育ての不安を安心に
「ちがう言葉に変えたよ」「たいせつな弟」「伝え合い」
ぶつかりの中で
「ぶつかりの中で」
ラムの変化
「人の痛みに寄り添うこと」「確かめたいこと」「ラムの気遣い」「頼りになる存在」
ラムの成長を見届けて
ラムの成長を共に見届けて
おわりに
河野伸枝(こうののぶえ)
1959年、鹿児島県南さつま市に生まれる。幼稚園教諭を経て、1990年、埼玉県原市場学童保育指導員となる。全国学童保育連絡協議会役員。
埼玉県学童保育連絡協議会副会長。著書に『わたしは学童保育指導員』(高文研)共著書に『貧困と学力』(明石書店)『学童保育はじめの一歩』(草土文化)などがある。川柳、ふらり旅、学童仲間たちとの宴会も楽しみのひとつ。