アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
沖縄一中・鉄血勤皇隊の記録 下
【証言・沖縄戦】
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沖縄戦の末期、中学生兵士たちは首里から軍と共に南部へ撤退する。だがすぐに、そこは地獄の戦場となった。軍は解体され、中学生たちは〝鉄の暴風〟の下をさまよい、ある者は負傷、ある者は絶命し、ある者は国頭突破をめざす…。数十人の証言をもとに再現した〝戦場の実相〟!
20年の歳月をかけ、延べ400人から聞き取った証言で、沖縄戦を描き出したノンフィクション、ついに完成!
●六月上旬
野戦重砲兵第一連隊、志多伯から真壁に後退す
●六月三日~六月一〇日
摩文仁岳の第五砲兵司令部の一中鉄血勤皇隊員
●六月上旬
島尻で家族と、または単独で行動した
一中生徒(五年、四年、三年生)の状況
●六月上旬
通信隊に参加できなかった一中二年生の状況
鉄血勤皇隊本部先発隊、真壁村伊原で壕を築く
●六月上旬
篠原保司配属将校、喜屋武で戦没す
●六月一〇日~六月中旬
摩文仁・喜屋武での通信隊員の状況
●六月上旬~六月中旬
崩壊寸前の独立工兵第六六大隊、第五砲兵司令部、
独立重砲兵第一〇〇大隊
●六月中旬
藤野憲夫校長、伊原で戦没す
●六月一四日~六月一六日
喜屋武の一中鉄血勤皇隊本部、ついに解散す
●六月一六日~六月下旬
摩文仁での通信隊員の状況
●六月中旬~六月下旬
離散した一中鉄血勤皇隊員
●六月一八日~六月一九日
野戦重砲兵第一連隊配属の鉄血勤皇隊員、真壁を脱出す
●六月一九日~六月二〇日
鉄血勤皇隊本部、ばらばらになる
●六月中旬
摩文仁岳・喜屋武岬における通信隊員の状況
●六月二〇日~六月三〇日
米軍に包囲された摩文仁岳と海岸
●六月下旬
米軍に追いつめられた各地の一中生徒
●六月中旬
一中職員・生徒、喜屋武海岸で捕虜となる
●六月下旬~七月
死んでいった者、捕らえられた者
●六月下旬~七月
敵中突破をめざした一中鉄血勤皇隊の隊員たち
●六月中旬~七月中旬
一五〇〇名の沖縄人捕虜とともに
ハワイに送られた隊員たち
●七月上旬~
沖縄戦の「戦後」も逃避行をつづけた隊員たち
●七月上旬~一一月下旬
戦場跡での遺体埋葬作業、マラリアによる死…
三か月遅れの「終戦」
沖縄県立第一中学校・鉄血勤皇隊名簿