アジア新風土記(89)マラッカ - 2024.11.15
中・高校生と読みたい若い日の詩(うた)
心に染みいる詩がある。常識を鋭利に切り裂くような胸のすく詩がある。思わず声に出して読みたい詩もある。そして、人は、一編の詩に大きな勇気と励ましをもらうこともある。本書に収めた82編は、特に中・高校生に届けたい作品を中心に選択。うち第2部は、高校生自身がつくったみずみずしい作品群を収録。
かなしくなったときは──寺山 修司
あるひのたび──岸田 衿子
いのちを風に──馬越 悠紀子
支 度──黒田 三郎
準 備──高階 杞一
前 へ──大木 実
出 発──井上 靖
少年よ──田代 しゅうじ
みちでバッタリ──岡 真史
わたしと小鳥と鈴と──金子 みすゞ
私のともだちへ──きの ゆり
素直な疑問符──吉野 弘
先生に──新川 和江
アスナロ──大竹 晃子
教室はまちがうところだ──蒔田 晋治
一人の正しい使い方──木坂 涼
雨の中の欲望──豊原 清明
忘れもの──高田 敏子
にんげんの季節──島田 陽子
僕はまるでちがって──黒田 三郎
一個の人間──武者小路 実篤
自分の感受性くらい──茨木 のり子
はずむ いま──水内 喜久雄
泣きたいやつ──石原 吉郎
詩人は辛い──中原 中也
わたしを束ねないで──新川 和江
反 対──金子 光晴
遺されたノートより──山田 かまち
月のように──立原 えりか
冬が来た──高村 光太郎
冬 は──高見 順
元 旦──新川 和江
年賀状──野田 寿子
通信簿──八木橋 雄二郎
ふつうの女の子に──片桐 ユズル
特別急行VFL
── very fast life ──斉藤 陽子
定時制高校生からの手紙──首藤 隆司
2 高校生がつくった詩
春──金谷 恵子
麦のほ──長広 章子
蝶──芳 恵子
春と労働──久保田 逸巳
白い6月によせて──皿井 佐千代
りんご──井村 真智子
十六サイ──山口 智子
あとちょっとの十七歳──阪東 順子
海の声──福瀬 よしこ
ポンカン──前田 正
秋──古川 敬二
日 記──伊藤 恵子
昼休みの遠足──長広 章子
ロング・ホームルームは…──山口 美代子
なんのため?──金子 八郎
思うこと──加藤 鈴枝
新しい一歩の前進のため──河原 照彦
自由とは──吉沢 道子
はたちになれば…──溝部 明
土 器──藤本 明美
初 恋──川上 優子
失 恋──深沢 直樹
愛の手紙──松本 立家
コスモスの哀しみ──山崎 礼子
かげろう──宮崎 喜代子
時計のおと──久保田 新
無言の怒り──松木 勝
3 愛・生きる
あ い──谷川 俊太郎
あいたくて──工藤 直子
ヒ・ミ・ツ──三島 慶子
練習問題──阪田 寛夫
夕鶴の劇──原田 義次
あなたへの手紙──寺山 修司
あげます──谷川 俊太郎
人を愛する資格はね──おぞね としこ
ほほえみ──川崎 洋
求婚の広告──山之口 貘
浅き春に寄せて──立原 道造
レダの涙──中桐 雅夫
ぼくの家だけ、あかりがともらない──野長瀬 正夫
喪のある景色──山之口 貘
ぼろぼろな駝鳥──高村 光太郎
うつくしいもの──八木 重吉
生ましめんかな──栗原 貞子
なにかわたしにでもできることはないか──坂村 真民